片町線放出駅から古堤橋を渡ると、中高野街道を歩くことになる。商店街が摂津(大阪市城東区)と河内(東大阪市)に分かれて続いている。しばらく歩くと、右手に諏訪神社の鳥居が見えてくる。
本殿に向かって右側に独クルップ社製の大砲と二つの砲弾が雨晒しになっている。氏子の方が始末に困って、神社に相談に来たらしい。台座に明治二年函館五稜郭で官軍が使用したことが書かれている。この台座の銘板と大砲・砲弾がセットであったかは不明である。亀池で亀が甲羅ぼしをしていた。
摂津と河内の境界を東に入る(東大阪市森河内)
街道から東に行くと、地盤が高くなる
長瀬川(旧大和川)の南にある蔵
新喜多新田(高井田から片町線旧片町駅まで新田開発された)
長瀬川(奥に見えるのが早瀬橋)
近鉄バスの早瀬橋停留所
放出方面を見る
森河内の地図
早瀬橋(はやせはし)
早瀬橋(柳通り)
奉 支那事変興亜建設記念 皇紀二千五百九十九年四月建之
納 布施市桜之町家庭組合 家庭組合結成三周年記念
森河内の八幡神社の鳥居
長瀬川は、今は第二寝屋川に流れ込んでいる。放出を過ぎると、長瀬川は楠根川と名を変えて、新喜多大橋で寝屋川に合流する。その流路は城東区の楠根川遊歩道になっている。遊歩道ができた時、きれいな川(中水道)ができて大人も子どもも川遊びを楽しんだ思い出がある。どぶ川が埋め立てられて、その後に清流が復活した喜びを住民が共有したのだ。