2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

吹田市の小女郎稲荷

小女郎稲荷で頭がいっぱいになっていた。しかし、世間はほっておいてくれない。城東区の狐山、皇大神宮、稲荷社に焦点を絞っていて、視野が狭くなっていた。そんな時だった。 足代健二郎氏から示唆をいただいた。それは『摂陽郡談』巻第十七・雑類の「紅梅狐…

小女郎稲荷社と狐山

「せんぎょ せんぎょ」と子どもたちが囃したてて、狐山を回るお祭りと先に書いた。 「せんぎょ」は「施行(せぎょう)」が訛ったものでないか。俗謡が『東成郡誌』に載っている。「せんぎょせんぎょ(施行施行の意)野せんぎょじゃ」とある。 田野登氏の記憶では…

城東区今福の皇大神宮

皇大神宮の住所は、大阪市城東区今福南2丁目12-31である。自転車で暑さの中を今福村のまち歩き(?)をした。社務所で「由緒書」をいただく。携帯していた『城東区ふれあいマップ』(城東区役所発行)も参考にした。 マップから引用する。皇大神宮の祭神は…

大阪環状線京橋駅の界隈さまざま(2)

京橋のホテル街の一角に戦前に人形劇団の活動があったことを文献で知ることができた。国道1号線と大阪環状線が交差するガードを境にして、町の顔が変貌する。東側は戦後の闇市からできた遊楽街である。旅館、居酒屋、焼肉店、喫茶店などのごちゃごちゃした…

冠村フィールドワーク②

川口探検隊ならぬ田野探検隊員(田野隊長、千葉武隊員、東野)3名は2021年6月9日午後、阪急高槻市駅から冠須賀神社へ歩を進めた。3人寄れば文殊の知恵。1日は24時間しかないのに、それぞれの関心は統一できない。高槻市の地図を頼りに南へ向かった…

大道俊の思い出

大道俊の思い出と大上段に振りかぶった表現をしたが、それほどの邂逅ではない。私が話した大道さんは白髪のおばあさんだった。「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟って知っている?」と聞かれた。常識だから知っていると答えた。それ以外は記憶にない。ただ…