2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

番外編(JR神戸駅)

加古川駅に向かう途中で神戸駅で下車した。東海道本線と山陽本線の始発駅であり、終着駅でもある。神戸駅5番線ホーム。 神戸駅の改札口を出た。南側を歩く。高架下の工事がされている。 北口にも足を向ける。がんこ寿司の店の奥に貴賓室があるらしい。無理…

見るも無残に樹木ばっさり

大阪民主新報(2021年1月24日号)に私の投書が載った。それを再掲することをお許し願いたい。 ◯◯区に生まれて70年。戦禍を免れ、長屋が残る地域。爆弾ですっかり焼かれた町。人口密度が高いが、住みやすい区だ。 最近、街路樹が気になっている。見る…

今はなき港新地

港新地(夕凪新地ともいう)の調査は、土地の古老(86歳)から聞いたことに始まる。 19歳の時の思い出だった。はじめてのまぐわいは滝井新地だった。二度目の女性との交合であった。丸窓の奥に娼婦たちが見えた。遣手婆が声をかけてきた。先輩に連れられて来…

『大阪賤娼誌』に導かれて

新地巡りも大阪市港区を歩くことになった。今は住宅街に変貌して、過去の記憶をたどることはできない。住民の方に聞き取りをして、新地があり、周辺の商店街や飲食店、待合・旅館・料亭・スタンドバーは賑わっていたらしい。朝潮橋に市電の車庫や研修所があ…

福島区「裏鷺洲」を歩く

5月15日、遊び人二人で「裏鷺洲」を探すことになった。私に期待されていた役割は、他所者が鷺洲に新たな発見をすることにあった。浅学非才な拙者に役割を果たすことができただろうか。 国鉄環状線(現JR西)福島駅から歩みを始めた。福島聖天通商店街を通…

「女性–大正・昭和のモダンライフを愉しむ–」展

クラブコスメチックス株式会社(大阪市西区西本町2-6-11)の1階の文化資料室で第18回企画展が開かれている。事前予約制で申し込んだ。私一人であった。写真撮影は一部を除き厳禁である。 「女性」展のポスター クラブコスメチックス(元中山太陽堂)は…

八王子神社御旅所の楠(大阪市東成区)

眼科に通院するために地下鉄今里駅から暗越奈良街道を歩いた。 東成消防署横の道標 奈良街道道標 同上同上同上同上同上 道標の横のビル工事で足場を組んでいた。足場で道標が見えなくなることはないと工事関係者が言った。 今里小学校の校門を通過して、北上…

日本橋(にっぽんばし)の今昔

お江戸は日本橋(にほんばし)、大坂は日本橋(にっぽんばし)と読む。大阪市浪速区の日本橋筋はかつて、電気街として有名だった。今はメイド喫茶などで賑わっている。紀州街道であった堺筋は江戸時代の公儀道であった。参勤交代で大名などが通る道であった。庶…

大阪城は密だった

土曜の午後、大阪城は密であった。コロナの感染状況の悪化を心配する。気がつくままにカメラを向けた。 大阪歴史博物館から見た大阪城公園教育塔の説明板正面から見た教育塔室戸台風で教員や児童などが亡くなった正面の扉 日教組が維持管理しているNTT西日本…

東成区深江の段蔵

深江稲荷神社の周辺に段蔵があると聞いて、深江を歩いてみたくなった。近世には深江村、明治22(1889)年には東成郡南新開荘村大字深江であった。大正5(1916)年に神路村となる。そして、大正14(1925)年に大阪市東成区に編入した。 今でも「人…

野江から京街道を歩く

城東区出身の有名人と来たら、大阪市立菫中学校出身の西田佐知子ではないだろうか。「アカシアの雨がやむとき」などのヒット曲で有名だ。1939(昭和14)年に大阪市城東区で生まれた。1960(昭和35)年の吉田地図を見ると、野江に西田という家が複数…