本瓦の長屋

 旭区千林商店街に今日も足を運んだ。国道1号線を市バスに乗って、千林停留所で降りた。

f:id:higachanntan:20241112174631j:image↑千林商店街

 今日は商店街がお休みで、ひっそりしていた。商店街から外れて、エール館(旧千林公設市場)に向かった。なぜか。「旭区再発見まち歩きマップ」(平成23年3月)を見ると、「京阪電車路面時代の線路とホーム跡を見ることができ」るとある。エール館の責任者に訊くと「所有地にはないが、柵越しに見られる」と言われた。

f:id:higachanntan:20241112175504j:image↑千林商店街を奥に入ると
f:id:higachanntan:20241112175516j:image京阪電車路面時代の線路跡
f:id:higachanntan:20241112175512j:image↑同上
f:id:higachanntan:20241112175501j:image↑同上(山下文具の左横を京阪電車が走っていた)

  千林商店街から北に行くと、エール館(旧森小路公設市場)がある。建物は大阪市経済戦略局の管理下にある。
f:id:higachanntan:20241112175521j:image↑エール館
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f:id:higachanntan:20241112175529j:image↑同上(駐輪場か)
f:id:higachanntan:20241112175508j:image京阪電車の線路跡?
f:id:higachanntan:20241112175525j:image京阪電車の線路跡?

 京阪電車千林駅を過ぎて、ガードが現れる。野崎街道が京阪電車の高架と交わっている。野崎街道は、江戸から明治末期まで野崎観音に参詣する人で賑わった。

f:id:higachanntan:20241113051444j:image↑野崎ガード
f:id:higachanntan:20241113051448j:image↑同上

 千林1丁目から清水に入る。野崎街道を歩く。狭い道をクルマが行く。八幡大神宮に向けて歩く。大きな邸宅の北西に蔵がある。

f:id:higachanntan:20241113051925j:image↑蔵
f:id:higachanntan:20241113051929j:image↑同上
f:id:higachanntan:20241113051913j:image↑同上
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f:id:higachanntan:20241113051906j:image↑同上
f:id:higachanntan:20241113051921j:image↑同上

 清滝温泉の煙突から煙が上がっていた。木を燃やしている。銭湯も少なくなっている。これも貴重だ。
f:id:higachanntan:20241113051849j:image↑銭湯

 八幡大神宮の南に「本瓦の長屋」が見られる。瓦の歴史は588年の瓦博士渡来に始まると言われている。本瓦の長屋は傷んではいるが、立派な姿を見せてくれる。旭区清水3丁目に現存する。
f:id:higachanntan:20241113051845j:image↑本瓦の長屋
f:id:higachanntan:20241113051917j:image↑同上
f:id:higachanntan:20241113051853j:image↑同上
f:id:higachanntan:20241113051857j:image↑同上
f:id:higachanntan:20241113051901j:image↑同上

 長屋と銭湯は大阪の庶民にとって懐かしいものだ。東京のお人には古くて時代遅れのように感じるだろう。大阪人にとっては、生活に直結したもの。江戸期以来長い歴史で進化形である。今も長屋や銭湯が破壊される音が響いている。