加古川駅に向かう途中で神戸駅で下車した。東海道本線と山陽本線の始発駅であり、終着駅でもある。神戸駅5番線ホーム。
神戸駅の改札口を出た。南側を歩く。高架下の工事がされている。
北口にも足を向ける。がんこ寿司の店の奥に貴賓室があるらしい。無理を言って中を見せてもらった。
神戸駅中央コンコース
貴賓室内
シャンデリア
同上
店の奥にドアがあった。それを押し開けると、そこが貴賓室だった。予約ですぐにいっぱいになるらしい。「貴賓」の意味は、「身分の高い客」と『デジタル大辞泉』(小学館)にある。貴賓とは東京都千代田区に住むさるお方のことであろう。鉄道に乗ってお疲れになった高貴な方が休憩されるための施設であった。
神戸駅は1874(明治7)年の開業。貴賓室は1889(明治22)年に完成。1974年から68年まで昭和天皇が二回、皇太子時代の今上天皇が一回利用している。1972年の山陽新幹線(大阪–岡山)が開業すると駅長室に変更される。2016年9月から内壁などを残して、備品を撤去された。
JR西日本の規定では、貴賓室は天皇・皇后・皇太子夫妻しか利用できない。皇族や関係企業の役員らは「Jルーム」と呼ばれる応接室を利用することになっている。
【参考文献】「神戸新聞おでかけプラス」(更新日:2017年6月22日)