朝日新聞デジタル(2023年12月16日の朝刊、東京都内版)の見出しに惹きつけられた。
見出しに「跨線橋 最後の景色焼き付け」「「渡り納め」あすまで」となっている。ついにその日が来たのか。「JR三鷹駅(三鷹市)近くの跨線橋の「渡り納め」が15日始まった」「撤去されるのは三鷹➖武蔵境駅間にある「三鷹跨線人道橋」」「跨線橋は11日から解体工事が始まっており、完了まで2年程度を見込む」らしい。太宰治が親しんだ跨線橋。
↑三鷹跨線人道橋
↑同上(俳人の大井恒行氏にかつてガイドしていただいた時の写真)
しかし、私には「三鷹事件」の現場だという思いがある。1949(昭和24)年7月15日、占領下の日本で起きた三鷹駅での無人列車暴走事故だ。下山事件、松川事件と並び国鉄三大ミステリーとされる。
三鷹跨線人道橋が撤去されると、三鷹➖武蔵境駅間が高架になるだろう。高架下に店が入る。JR東日本中央線の高速化と収益向上が達成できるだろう。