元中華料理店の上六「百楽」(元関急ホテル)の周りに変化が起きている。心配していたことが現実のものになっている。大阪民俗学研究会の田野氏と今村氏と三人で歩いていた。この建物は何かと考えて、やっとわかったのだ。
「百楽」は今はシェラトン都ホテル大阪地下1階で営業している。
近鉄グループにとって、歴史的建造物(建築後92年)として残っている唯一のものである。消えてしまうと元に戻らない。
↑シートで囲まれている(2023年12月10日撮影)
↑近鉄不動産の所有になっている
関西急行鉄道は、1936(昭和11)年1月24日に設立された。近畿日本鉄道(近鉄)の前身にあたる。
1942(昭和17)年10月に関急ホテルを開業する。関急ホテルは最近まであった百楽本店にあたる。
1960(昭和35)年のゼンリン住宅地図には、「ホテルかのこ」「ヤサカホテル」「関急ホテル」が載っている。
【参考文献】
○X(旧Twitter)のわんこ(@nonorins)を参考にした。それによれば、百楽本店(旧上六ホテル〜旧関急ホテル)は、設計が八木工務所で1931(昭和6)年に竣工した。