樹木が泣いている

 大阪市役所と府立中之島図書館の南側の歩道で、今「光の饗宴」が開かれている。

 昼間に歩く。樹木に電灯のコードが巻き付いている。木々の悲鳴が聞こえてくる。毎年この季節になると、見るに耐えない。

 

 夜間はコードが見えない。恋人たちが手を繋いで歩いている。でも、二人だけの世界に没入しないでほしい。木々の悲鳴によってイベントが成り立っていることを。

f:id:higachanntan:20231105115927j:image↑「光の饗宴」の会場
f:id:higachanntan:20231105115923j:image↑同上

f:id:higachanntan:20231107052123j:image↑17時以降はこうなる
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f:id:higachanntan:20231107164358j:image↑歩道の空間化工事
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f:id:higachanntan:20231107164406j:image大阪市中央公会堂
f:id:higachanntan:20231107164409j:image↑同上

 大阪市役所の南側のブラインドを17時以降は下すようにと全館放送が鳴り響く。光が漏れて、「光の饗宴」の観光効果が減らないようにということか。