海老江の蔵

 東西線海老江(えびえ)駅と地下鉄千日前線野田阪神駅とが表裏一体と知ったのはいつのことだったのだろう。東西線野田阪神駅になっていたらと思うと笑いが込み上げてくる。JR西日本の経営陣の顔が見たいものだ。駅名は定着しているのだろうかと気になるだけである。

 

 「大阪あそ歩」(大和田コース)の田野登ガイドのサポーターを初体験した。田野登さんのブログ「晴耕雨読」を見ていただきたい。

 参加者の方々の安全を十二分にはかりつつ、海老江の旧家に段蔵を発見した。すぐそばに新淀川が流れている。中津運河は塀に遮られて見えない。高速道路淀川左岸線の工事が進んでいる。もちろん新淀川の流れも見えない。

f:id:higachanntan:20230420122449j:image海老江の段蔵
f:id:higachanntan:20230420122503j:image↑同上
f:id:higachanntan:20230420122459j:image↑同上
f:id:higachanntan:20230420122506j:image↑同上
f:id:higachanntan:20230420122456j:image↑同上
f:id:higachanntan:20230420122452j:image↑同上

 

 田野ガイドは「海老江は農村です」と言っていた。旧庄屋だろう。福島区の最北に位置する海老江。かつては低湿地で、地価も安かったであろう。大日本製薬塩野義製薬などの工場、美津濃の有名企業があった地域だ。今はそこにはない。

 「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」(方丈記)