四天王寺宝物館では春季名宝展を開いている。5月7日(日)まで無休。「四天王寺東照宮と御霊屋〜徳川将軍家を祀る寺〜」と「聖霊会の舞楽〜四天王寺ならではの伝承〜」の展示。4月22日(土)に聖霊会(しょうりょうえ)が予定されている。四天王寺のHPはこちらへhttps://www.shitennoji.or.jp/
↑四天王寺宝物館
境内の英霊堂は明治36(1903)年創建された。入母屋造瓦葺。寸法は、高さ1.75mの石段の上にあり、桁行、梁行14.56mの方形、高さ21.84m。当初は聖徳太子の偉業を讃える「頌徳鐘楼」であった。5年弱の歳月と26万円の巨費をかけて鋳造された世界一の大梵鐘が釣られていた。
明治41(1908)年に落慶鐘初式があった。天井には「蟠竜図」が描かれている。
昭和17(1942)年、金属供出することになり、11月25日に撞納式後に解体された。戦後、昭和25(1950)年5月23日阿弥陀如来を迎え、開眼法要が行われた。
↑英霊堂(大阪市有形指定文化財)
↑六時堂
↑無縁墓(菅楯彦の妻)。菅楯彦・美記子の墓は阿倍野霊園にある
天王寺区ではマンション建築ブームが依然続いている。文教地区で有名病院が集まっている。地価も高い。有名校もあり、子育て世代の人気も高い。
↑料亭
↑蔵がある
↑同上
↑同上
↑民家
↑同上
四天王寺では善男善女で賑わっている。特に外国人をよく見かける。英語のガイドや英語の印刷物が少ない。日本人のみならず、外国人にも宝物を守ってきた歴史を伝える姿勢を持ってほしい。国宝や重要文化財を大阪大空襲から守った四天王寺の努力を理解してもらうためにも。