桂ニ葉

 KBS京都の「桂ニ葉と梶原誠のご陽気に」をたまたま聴いていた。桂ニ葉ちゃんのチケットがなかなか取れないみたいだ。ファンとして嬉しいような悲しいような複雑な思いだ。

 「早行き」かどうかとゲストに尋ねていた。「はよいき」「はやいき」と大阪では言う。さっそく『広辞苑 第七版』で見出し語を探した。ないのだ。大阪弁なのか。「早上がり」に語釈が載っている。「同じ年の生まれだが、四月一日以前に生まれて、小学校の入学が一年早くなること」とある。対義語として「遅上がり」が載っている。

 

 大阪では「早上がり」とか「遅上がり」とは私の社交範囲では言わない。大阪弁で「早行き」か「遅行き」である。「はや生まれ」「おそ生まれ」「はやあがり」「おそあがり」が共通語なのだということで一応スッキリしたことにする。

 

 米朝事務所のHPに以下の「お知らせ」が載っている。

桂二葉の所属に関するお知らせ
2022.07.15毎々格別の御引立てに賜り厚く御礼申し上げます。
また、皆様方におかれましては益々ご健勝のことと、お慶び致します。

さて、この度、株式会社米朝事務所の所属でございました『桂二葉』が、
自身の思うままに活動の範囲を広げ、自由に行動したいとの意向で、
令和4年8月31日を持って弊社の所属を離れる事となりました。

なお、現在、弊社が窓口をさせていただいている仕事については、
引き続き従来通りご満足いただけますように全力を尽くさせて頂きます。
皆様方のご理解賜りますようお願い申し上げます。

令和4年7月15日
株式会社米朝事務所

 

 桂ニ葉が米朝事務所から笑福亭鶴瓶の所属事務所に変わったらしい。よく米朝事務所が認めたものだと友人の角ちゃんが言っていた。早口で、少し甘えた口調がいい。頭が足りないような(実は計算されたものと思う)話しぶりもたまらない魅力だ。このまま成長してほしいが、壁がきっとくるだろう。売れっ子のニ葉が精進して立派な女流落語家になるのを期待している。