冠村フィールドワーク②

 川口探検隊ならぬ田野探検隊員(田野隊長、千葉武隊員、東野)3名は2021年6月9日午後、阪急高槻市駅から冠須賀神社へ歩を進めた。3人寄れば文殊の知恵。1日は24時間しかないのに、それぞれの関心は統一できない。高槻市の地図を頼りに南へ向かった。

 

 北大手交差点を左に曲がると、ここが城下町であったことを示す街並みが続く。寺町に入る。理安寺、光松寺、本行寺に興味をそそられる。FWの目的ではないので、寺の訪問をしない。

 本行寺は、慶長元(1596)年日重上人によって創建される。幕末の漢詩人、藤井竹外の墓があると言われる。

 しろあと歴史館に立ち寄るが、新型コロナ感染症緊急事態宣言発出にともない、閉館中であった。リーフレットだけをいただく。

 高槻城址公園に高温下に到着。高山右近像に関心を示さずに、高槻市立第一中学校の一隅に目を向けた。工兵第四聯隊跡碑。明治42年から昭和20年まであった聯隊の門が残っていた。哨兵所跡も残っている。大阪砲兵工廠より保存状態はいい。また訪ねたい所だ。

 京口町、大手町、城内町、土橋町、春日町松川町、日向町、須賀町、天川新町を辿って、目的の冠須賀神社に着いた。別名が「かすが神社」とも言う。一方、春日神社の住所は高槻市春日町8-14。鳥居の横に「忠魂碑」がある。森田敏彦の『兵士の碑』によると、碑は在郷軍人会大冠村分会が建てた。昭和3年9月建立。一戸兵衛陸軍大将の揮毫がある。

 

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