正月に浪曲を聴く

昨日(1月4日)、阿倍野区民センターに出かけた。浪曲親友協会の恒例行事の「初夢で『見たよ聞いたよ』浪花節」だ。

f:id:higachanntan:20240105102314j:image↑初夢で「見たよ聞いたよ」浪花節のチラシ

f:id:higachanntan:20240105102613j:image↑真山一郎(歌謡浪曲)
f:id:higachanntan:20240105102616j:image京山幸枝若(かつて三味線は裏方であった)
f:id:higachanntan:20240105102619j:image浪曲親友協会員の勢ぞろい
f:id:higachanntan:20240105102609j:image↑松浦四郎若の閉会あいさつ

 浪曲といえば、ラジオから流れてきた広澤虎造を連想される方が多いだろう。次郎長、大政、小政、森の石松などのヤクザが出てくるのが浪曲という固定観念があろう。しかし、いろんな試みがためされている。文藝もの、忠臣蔵、母もの、番場の忠太郎、国定忠次など。食わず嫌いを払拭しよう。

 浪曲界に若者を惹きつける努力が続けられている。客席には老齢のファンが目立った。一時のブームで浮かれてはいけない。大衆芸能の浪曲についても、民衆の琴線に触れる作品と演者、曲師(伴奏の三味線を弾く人)の研鑽に待ちたい。

 

【参考文献】

大辞林 第四版』(三省堂松村明編)