ニュース番組では「報道ステーション」と「NEWS23」をよく見る。朝から在阪のテレビ局は、NHKが閉会式や特別番組を組んでいた。あとの局も万博関係の取材を報道していた。在阪のテレビ局は雪崩のごとく垂れ流した。テレビの影響力はいまもすごい力を発揮する。今日は万博閉会式。18時になって、突如花火の炸裂音が連続して響いた。此花区から聞こえてきたのだ。
「報道ステーション」に絞ろう。21:54から万博報道が始まり、終了したのが22:26。32分間もの時間配分。中味は薄くて、万博礼賛調で、見るものが恥ずかしくなるほどだ。大阪府知事は、また万博を呼び込みましょうと発言していた。下請けが工事費未納で困っているのに。
落合陽一(メディア・アーチスト)の発言には怒髪天を衝いた。「暑さに耐えて並んだ行列やミャクミャクを好きになる人」を見ると、「文化を愛し、日本にとって意味がある」と思えると対談で語っていた。
「ニュース23」の冒頭は、航空機の事故報道であった。万博報道はあったが、テレビ朝日や朝日放送みたいな前のめりでなかった。工事費未納問題なども扱っていた。
カジノ建設工事が進むが、大阪にカジノがいるのかという問題に突き当たる。カジノは刑法で違法であるのに。また、エスカレーターを歩く人や歩きスマホの問題が解決されない間に万博は終わる。
↑東京の駅に掲示されていたポスター
↑同上
万博に行ったヒガチャンが見たもの。行列、暑さ対策、カジノ工事の進展だ。高齢化と少子化に苦しむ日本への処方箋になったのか。70年万博との理念の違いがわからなかった。
↑9月に行った万博の、印象に残った思い出
↑同上
↑同上
↑同上
↑同上
↑同上
↑同上
↑同上
↑ネットで拡散された万博の地図
「レガシー」の意味について考えてみよう。『デジタル大辞泉』(小学館)によれば、「①遺産。先人の遺物。② 時代遅れのもの。」とある。
『大辞林第四版』(三省堂、2019年9月、松村明編)を見てみる。「①遺産。遺物。②企業で長期間使用されてきたコンピューター・ソフトウェアで、高価なため維持が難しいが、業務上不可欠であるもの。」とある。
『広辞苑第七版』(岩波書店、2018年、新村出編)には記述がない。いずれにせよ、レガシーは遺産や遺物の意で使用されている。
何度も何度も「レガシー」が使われると、聞き飽きてくる。脳内でレガシーを聞くたびに、脳内で変換することをしている。「単純接触効果」という言葉がある。恋愛やCMなどが具体的な活用例だ。初対面では警戒する相手でも、その後何度も出会うとだんだん好意を持ってくる。そして、恋愛関係ができあがる。万博キャラクターの「ミャクミャク」は大腸の粘膜だが、初めは気色悪いものが見慣れてくると、きも可愛くなる。単純接触効果の活用例にされているのだ。万博で一番得をしたのは誰だろうか。
国家的プロジェクト(万国博覧会)を少子化と高齢化で沈没していく国には「時代遅れ」ではないだろうか。