『恋か欲か 六反池の惨風』なる古書を手に入れた。阪急三番街の「古書のまち」で出ているのを知って、購入した。知人には知らせたが、中身を知りたいとご要望が多いので、ブログでご紹介する。
大正十(1921)年1月1日発行と奥付に印刷されている。
文章は七五調である。佐藤とおリエは男女関係にあった。金銭関係でも二人は繋がっていた。同じ町内の佐藤忠助によって金のもつれから首を絞められ、大正九(1920)年11月17日に殺された。加害者は事件隠匿のため、自宅で金盥で首を切断した。佐藤は土佐堀川に架かる栴檀の木橋から、リエの首を川に投げ込んだ。その後、首から下の遺体の仕末に困った加害者は、近くの六反池に菰に包んで池に沈めた。京阪電車の線路を高架にするため、沿線を掘ってあちこちに池があった。
事件が発覚して、加害者の佐藤は死刑判決が出た。大正十一(1922)年6月4日に佐藤忠助は死刑執行される。証拠物件の金盥は、大阪府警本部の関目別館にあると聞いて、本部に問い合わせた。一笑に付された。
野江墓地に木全家の墓碑とりえの墓碑が現存する。被害者の年齢は三十三歳であった。
↑木全リエの墓碑
↑同上
事件は新聞報道で全国を賑わせた。
↑『恋か欲か 六反池の惨風』の表表紙
↑六反池の犯罪
↑同上
↑同上
↑りえ子の初恋
↑同上
首なし美人バラバラ事件に興味を抱かれた方には、「ヒガチャンの大坂まち歩き」をご覧ください。
https://higachanntan.hatenablog.com/entry/2020/09/05/200249