本町二丁目を歩く

 府立中之島図書館で開催中の第181回大阪資料・古典籍室小展示「大坂城の若き勇将 木村重成没後四百十年」に出かけた。今日(6月23日)、猪飼野探訪会の面々が久しぶりに集まった。朝、太陽が顔を見せた。10時過ぎ、嵐が来た。風雨激しく、長靴を履かないヒガチャンは足下がズブズブになった。

 足代さん、小野さん、松田さんとで螺旋階段を登った。重要文化財の図書館に観光客が嵐の日にも来ている。二階の喫茶店レイコーとホットを飲む。ホットとは、ホット・コーヒーの略だ。レイコーとは、冷珈の略か。喫茶店冷珈と言っても通じないか。アイス・コーヒーなら通じるか。あるいはク(コ)ール・コーヒーではどうだ。冷っこい珈琲ではどうだ。

f:id:higachanntan:20250624215531j:image大阪府中之島図書館のチラシ
f:id:higachanntan:20250624215527j:image↑同上(裏面)

 大阪市役所の地下二階の食堂で昼食を摂った。話が尽きない。時間の経つのも早い。本町二丁目(地下鉄堺筋本町駅)まで足代氏と同道する。

 

 明治安田生命大阪総務部(関西を考える会)が毎年出版しているパンフレットを足代さんに差し上げようと思った。

f:id:higachanntan:20250625013826j:image↑『関西浪漫紀行』
f:id:higachanntan:20250625013831j:image↑同上(裏表紙)

f:id:higachanntan:20250625202110j:image明治安田生命大阪総務部の連絡先(大阪総務部の掲載許可をいただいています)

 

 本町二丁目の交差点の南西に東洋紡本町ビルがあった。その屋上にオブジェ「糸車の幻想」があった。ビルの屋上なので、遠くから見られた。1965(昭和40)年に高校に入学した。大阪市堺筋線で通学した。「糸車の幻想」は忘れることができないイリュージョンだった。

 今は大阪商工信用金庫の二階に外階段を使って見られる。

f:id:higachanntan:20250624192547j:image↑「糸車の幻想」と足代さん(郷土史家)
f:id:higachanntan:20250624191821j:image↑フェニックス・モザイク「糸車の幻想」の説明板

 

 本町二丁目交差点の北西角に「早稲田シャツ」のビルがあった。早稲田大学大隈講堂そっくりだ。今は雑居ビルと化してしまった。北にりそな銀行(旧野村銀行)本店がある。そして、その北には旧白木屋百貨店があった。高麗橋には三越百貨店大阪支店があった。ミナミの松坂屋百貨店と並んで、堺筋はショッピング・ストリートだった。
f:id:higachanntan:20250624191805j:image↑本町二丁目の交差点の「早稲田シャツ」のビル
f:id:higachanntan:20250624191817j:image三休橋筋と本町通の角にある「旧丸紅飯田本社の壁」
f:id:higachanntan:20250624191811j:image猪飼野探訪会代表の足代さん
f:id:higachanntan:20250624191826j:imageライフネット生命保険株式会社のビル(旧丸紅本社)

 友人から聞いた。三休橋筋と本町通が交差する南西の場所に「旧丸紅飯田本社」の壁がある。ここに毎日、三休橋筋の清掃ボランティアが集合するそうだ。大阪・船場の中心地だ。

 紡績業の中心地には船場の人々の生の営みが続いている。

 

【参考文献】

「丸紅株式会社」のHPを閲覧した(2025年6月25日)