大竹しのぶ主演の井上ひさしの戯曲。「太鼓たたいて笛ふいた」林芙美子(1903〜1951)を描いた遅筆堂最後の戯曲。
林芙美子はその毀誉褒貶ぶりで評価が変わった作家だ。『放浪記』で貧乏を売りにした小説家。昭和8(1933)年に日本共産党に資金寄付を約束した疑いで9日間中野警察署に留置された芙美子。昭和15(1942)年、陸軍報道班員として陸軍のお先棒担ぎをした戦争協力者。南方のシンガポール、ジャワ、ボルネオで何を見たのか。戦後は戦争協力を批判する作家として活躍。『浮雲』、『めし』などを発表。彼女は間違ったら、反省して謝罪をする。そこが他の文学者と異なる点だ。戦争責任の取り方が違うのだ。
↑地下鉄千日前線今里駅(芸人の町、片江か)
↑同上(熊野大神宮か)
↑同上(だんじり)
↑同上
新歌舞伎座で11月5日から公演が始まった。公演後にトークショーがあった。セリフ覚えが早いらしい。山口馬木也が観覧に来ていて、舞台に上がって感想を述べた。
↑新歌舞伎座
↑同上
↑同上
林芙美子が昭和16(1941)年から昭和26(1951)年まで住んでいた下落合の家は現在、彼女の記念館になっている。「新宿区立林芙美子記念館」の住所は、新宿区中井2-20-1。
鉄道愛好家として大阪メトロに関心が大いにある。車内で運転手と車掌の姓を名乗る指導をしている。かつてJRが運転手の姓をアナウンスさせていた。今はやめているのに、大阪メトロは言わせている。個人情報保護にどの会社も敏感であるのに、大阪メトロが過去の遺物を現場に強いている。
↑地下鉄千日前線谷町九丁目駅のコンコース
↑地下鉄今里筋線今里駅のエレベーター