鴫野東1丁目から鴫野東2丁目にかけて歩いた。ある医療生協の機関紙を配布している。あくまでボランティアだ。月に一回機関紙を配布する。地理が頭に入っているので、ルートに従って歩いている。定点観測をしているみたいだ。町の変遷を感じている。マンション建設があちこちで見られる。空が切り取られていくようだ。賃貸でワンルームマンションは地域に大きな影響を与える。大阪市は「町会加入促進アクションプラン(令和6〜令和8)」を立てて、具体的取り組みをする予定だ。集合住宅への働きかけを強めるようだ。しかし、集合住宅でも賃貸の集合住宅が含まれない。画竜点睛を欠くとはこのことだ。町会(自治会)に入会しなくても困らないと考える傾向はなくならない。
「大規模建築物事前協議制度」(20m以上のビルが対象)を地域住民(町会)にも周知徹底する。しかも、説明ではなく、「説明会」開催を義務付ける。大阪市の関係部局の許可印を押していないと、大阪市都市調整局の建築許可申請受付印を押さない強い姿勢が欲しい。建築業者はプロであり、いろんな手段で建築許可申請の受付印を取る。行政は許可申請をする建築業者を善人視する。神戸市や京都市のように厳しい規制をなぜ掛けられないのか。芦屋市の看板規制を厳しくできないのか。開発と地域との共生ができないのか。
↑鴫野東1丁目にある長屋の奥のお地蔵さん
↑同上
↑同上(突き当たりにお地蔵さんが見える)
↑鴫野東2交差点
城見通を横断し、鴫野東1丁目を歩く。JR鴫野駅の北側になる。ここにも長屋が残っている。鴫野西は大阪大空襲で鐘紡工場が爆撃を受け、一部を除き焼け野原になる。鴫野東も爆撃で炎上した場所もあるが、長屋が残っている。
↑鴫野東1丁目の長屋
↑同上
↑同上
鴫野東2丁目の町並みを見て歩く。この辺りの長屋も借地料を地主に払っているらしい。
↑鴫野東2丁目の長屋。今は空き家になっている。地面はT氏の所有。
↑鴫野東2丁目の長屋