真山隼人がすごい

 迷走台風で振り回されて今週。「真山隼人の浪曲研究会」はするのかしないのか。午前9時に開催が決定された。高津神社に向けて、足どりも軽かった。

f:id:higachanntan:20240831192041j:image↑高津神社の鳥居
f:id:higachanntan:20240831192038j:image↑同上
f:id:higachanntan:20240831192044j:image↑同上
f:id:higachanntan:20240831192047j:image↑高津宮とこしえ秋祭りのポスター
f:id:higachanntan:20240831192056j:image↑参道
f:id:higachanntan:20240831192050j:image玉垣片岡仁左衛門丈の名が
f:id:higachanntan:20240831192053j:image↑命の木
f:id:higachanntan:20240831192059j:image↑結婚式場が会場

f:id:higachanntan:20240831191853j:image↑今日のチラシ

f:id:higachanntan:20240831194104j:image↑高津神社の舞台

 舞台が始まるまで、式場内を拝見した。
f:id:higachanntan:20240831194056j:image↑菅楯彦の絵
f:id:higachanntan:20240831194058j:image↑石版画(橋爪節也大阪大学教授の寄贈)
f:id:higachanntan:20240831194053j:image↑明治十年代の高津社の写真
f:id:higachanntan:20240831194109j:image電電公社時代のものか、なつかしい

 

 アットホームな感じの浪曲寄席、みんな親戚みたいな浪曲寄席だ。

 150年つづく伝承の演芸から人間国宝が生まれたのだ。庶民の伝統芸能であることを忘れてほしくない。

 真山隼人さんの「人間国宝」になる道は興味深かった。一部引用する。あくまで文責はヒガチャンにある。

 ①弟子を育てる。二人以上の弟子を持つ。師匠よりイケメンでないこと。

 ②有識者とのつながりを持つ。

 ③ネタの継承。他の師匠のネタにも挑む。新作も基礎が大切。

 浪曲界の次の「人間国宝」を目指す人は、真山隼人さんの三条件を脳内に入れて、どんどん挑んでほしい。

 ちなみに真山隼人さんは、台本を320冊収集しているそうだ。切磋琢磨して、浪曲界を活性化してほしい。

 真山隼人さんの着ている衣装は、真山誠太郎(師匠)の形見分けだそうだ。

 

 初代真山一郎が1973年に発表した「浪曲音頭 日本列島民謡の旅」は、高度成長時代のムード満杯だ。「河内音頭」という言葉が使えなかった時代に「浪曲音頭」のレコードを出した初代真山一郎師匠の器の大きさを知る。北から南までの民謡を河内音頭でつなぐメドレーで楽しませてくれた。手を打ち、足で調子を取りたくなった。ソーラン節、大漁節、八木節、佐渡おけさ、ちゃっきり節、尾鷲節、よさこい節、黒田節で日本を南下し、安里屋ゆんたで沖縄の本土復帰を祝って終わる。

 意欲作を熱演する真山隼人の人気のいや増すことを願う。

f:id:higachanntan:20240901152135j:image↑真山隼人さん(右)と曲師沢村さくらさん(左)

f:id:higachanntan:20240901164424j:image↑次回の研究会の案内チラシ